20 8 月 2008
いい会社をつくりましょう
投稿者 米田 宗義 カテゴリー: いい会社; 人材; 企業の社会的責任(CSR); 経営 .
お盆ウィークも明け一段落しましたので、いい会社ブログの投稿再開です。
日経の短期連載ものとして「価値を創る-停滞を越えて」というテーマがあります。
その8月13日版には「情熱も資本 ココロ重視、組織に活力」という見出しで、いくつかの企業が
紹介されています。その1つに伊那食品工業さんという寒天を製造する企業が紹介されていました。
この会社には、人材育成・開発に悩む大手企業の経営陣が相次いで訪問をしているそうです。
同社の会長であられる塚越 寛氏が書かれた「いい会社をつくりましょう」という本を以前に読んで
いましたので、短い記事ですが興味深く見ていました。
CSR(企業の社会的責任)と人材育成・活用を考える上で、あるいはエモーショナル・キャピタル(
(社員の情熱や感情を経営資源とみる概念)の面から、塚越氏の唱えられる理念、そして作られ
た仕組みは、1つのモデルとして、非常に参考になると思います。
●日経に掲載された記事+αの情報(日経ネットPlus → 会員登録が必要です)
社員の「感情」、競争力生む資源
11 コメント があります
横屋俊一 さんのコメント:
2008年 8 月 26日@5:24 PM.
ご無沙汰しています。
いい会社ブログ、面白い企画ですね。興味深く、拝見させてもらいました。伊那食品工業の社長もそうですが、いい会社とは、即ち、いい社長ですね。社長次第・・・。私が支援してきた会社も、いい社長=いい会社の方程式にあたはまるような気がします。いい会社のIT化をお手伝いしたいものですね。
組織IQの高さとIT投資効果には相関関係があり、IT経営百選企業110社の調査で判明、レポートが出ていましたね。組織IQがいい会社とは一概に言えませんが、いい会社は組織IQが高くなっていく可能性はあると思います。そすると、いい会社はIT化支援のし甲斐のある会社と言えるのでしょう。
米田 宗義 さんのコメント:
2008年 8 月 29日@12:38 PM.
横屋さん、こちらこそご無沙汰しています。
コメントありがとうございます。そうですね、経営者のビジネスに対する取り組み姿勢であったり、倫理観であったり、そのあたりがすばらしいと思える場合、いい会社と感じることがおおいでしょうか。さらに、その会社が持続的に発展していくためには、従業員の皆さんの意識の持ち方も重要です。自発性を引き出し、持続的に改革を重ね、身のある成果を出すための仕組みづくり、この点も大事だと思います。組織IQの評価尺度で言えば、「外部情報感度」、「内部知識共有」、あるいは「継続的革新」あたりでしょうか。
川端 一輝 さんのコメント:
2008年 9 月 7日@10:48 PM.
横屋さん、米ちゃん、こんばんは。
IQはいうまでもなくIntelligence Quotientですが、EQ(Emotional intelligence Quotient)もお忘れなく。経営改革には意識改革が伴いますがIntelligenceだけではなくEmotional intelligenceも考えなければならないと常々思っています。
こういう議論がもっと活発になってほしいと思ってるでしょ。>>米ちゃん
筒田 忠 さんのコメント:
2008年 9 月 9日@12:58 AM.
久々のコメントです。
「ココロ重視、組織に活力」の下りが、非常に共感を覚えました。これからのいい会社には必須ではない
でしょうか?
知り合いが共著していることから「不機嫌な職場」という新書を読んで納得しているのですが、メンタル
ヘルスを欠いた社員の増加が著しく企業の生産性低下をもたらしているメカニズムを多方面から分析
しています。バブル崩壊後の企業のリストラや行き過ぎた成果主義が、社内の「協力の連鎖」を絶ち、
仕事がタコ壺化・属人化する中で他の協力を得られないまま成果だけ求められるため、精神の安定
を保てず、故障者続出の中非効率が温存されていると説いています。
そういえば、マイケル・ポーターが「競争の戦略」の中で、70年代後半の日本の製造業を徹底的に
研究して、Value Chain(価値の連鎖)を提唱していますが、あの頃の日本の企業は海外企業が
うらやむような「協力の連鎖」のもとで、高度な成長を遂げたのかも知れません。
バヌル崩壊後、「失われた10年」と言われますが、日本企業の良さや活力の源は失われていない
ことを祈るばかりです。
米田 宗義 さんのコメント:
2008年 9 月 9日@3:33 PM.
川端先生>そうです、このようなやり取りを期待しています。ただ、ビジネスブログとして、いい会社になっていただくために参考となる情報提供を心がけようと思えば思うほど、投稿の内容・レベルのハードルを上げてしまいがちです。
一方で、新しいことを先取りして啓発していく役割もこのブログに課された役目なので、ある程度やむを得ないとも思います。
今後は、現場で支援して感じたことなどをリアルタイムに書いたりしながら、読んでいただく皆さんに、「いい会社、いい会社って言ってるけど、そういうことかいな」とか「ITコーディネータってここまでやるんや」という風に感じ取っていただく、そんなメッセージを発信していきたいものです。
横屋俊一 さんのコメント:
2008年 9 月 11日@8:49 AM.
ブログ、アクティヴになってきて、嬉しいですね。いい会社には、IQ以上にEQの高い人集団が必要ですね。良い会社と、いい会社とは違うようで、いい会社は誰のためにあるのでしょうか、というありきたりの質問ですが、どうでしょうか。
川端一輝 さんのコメント:
2008年 9 月 15日@1:25 AM.
>>横屋さん
ありきたりの質問ほど難しいということをご承知で、意外に意地悪なんですか?(笑)
横屋さんのご質問の前段、「『良い会社』と『いい会社』は違うようで」と、いうところですでに試されているような気がします。何となくIQとEQにつながげていませんか?
1.ビジネスモデルを造りそれを日々実行している経営者のため。
2.ビジネスモデルを経済社会において実体として存在させるための資源を提供する資本家のため。
3.自らの人生の目的を求めながらジネスモデルを日々機能させている従業員のため。
安全とアイデンティティーを提供してくれる国家のため、・・・。きりがないので止めますが、さまざまなステークホルダーに対して創出する企業価値の評価が、組織IQにつながっていくんでしょうね。売上、利益、納税額、ROE、ROI、・・・・。「良い会社」
どれだけの人の幸せに貢献できただろうか、図らずも人の不幸に貢献(?)する結果になったかもしれないけれどもそれを差し引いて。KGI/KPI、それを達成してあなたは幸せ?・・・「いい会社」
横屋俊一 さんのコメント:
2008年 9 月 16日@10:39 AM.
川端さん
私の投げやりな質問に丁寧なレスをいただき、有難うございます。
いい会社を作りましょう、の枠からは若干外れますが、最近、次のような報告書を見つけました。産業構造審議会のレポート(2008年7月)です。タイトルは「知識組替えの衝撃~現代の産業構造変化の本質」。経済産業省のページからダウンロードできます。
このレポートの中に、わが国産業の現状と課題が7つ挙げられていて、そのうちの一つに、人材構造の変化、求められるコーディネータ人材というのがあります。コーディネータ人材とは、次のような人材としています。(1)あらゆるところから情報を入手する(2)他者が求めることを特定し、それに関する指導、監督や彼ら自身の知識や能力の向上を助ける(3)積極的なコミュニケーションをとる(4)ニーズを分析し、製品の仕様を決める(5)物事を柔軟にとらえる(6)他人の発言に耳を傾け、情報やアイディアを理解する
コンピュータで代替されにくい「非定型の分析、対人関係を主たる業務とする職種」と位置づけ、知識の組替えによる産業構造の転換には、このような人材が必要と。まさに、コーディネータと名が付くITCに求められている人材像にも、同様なことがいえますね。
そういえば、この産業構造審議会は、ITコーディネータの生みの親でした・・・。
川端一輝 さんのコメント:
2008年 9 月 19日@12:36 AM.
横屋さん
正に本質的な問題ですね。
コーディネータとしてそういう努力は続けないといけないのは確かですね。反面、そうでないとコーディネータとはいえない、かというとそうでもないと思います。これでいくと、コーディネータの理想型はまるでお釈迦さんか阿弥陀さんですね。お釈迦さん+ソクラテスかな。
すごいテーマになってきましたね。実際、釈尊とソクラテスのダイアローグの違いはどこにあるんでしょう? ソクラテスの産婆法とファシリテーションの違いは?
私は、このレベルの話になってくると、5年や10年単位の流行や理論よりも1000年スケールの人類の叡智から何を学ぶかという方が大事だと思ってます。HBRを読むのも大事ですけど、HBRの論文を書いている人たちの知的ベースを押さえない限り、後追いしかできませんからね。
要は哲学です。コーディネータに要求されるのは哲学的素養と哲学的態度です。(J.A.さん、何か言うことない?)
川端 一輝 さんのコメント:
2008年 9 月 23日@1:47 AM.
自己レスです。
このサイトに書くときはいつも夜中で、ということは必ず酔っぱらって書いているということです。m(__)m
身内の話で恐縮ですが、米ちゃん、「かずきくんの酔いどれ日記」という「分類」を作ってくれませんか。そうしたら毎晩でも書きそう。
ぼくは、「人間の分際」という言葉が好きです。コーディネータの必須条件は「人間の分際」をわきまえていることだと思います。阿弥陀の語源はサンスクリット語の「アミタ」、「無限」という意味です。お経では「無量」と表現されることが多いようです。「無量光」は無限の知恵、「無量寿」は無限の命。昔、こういう話を読んだとき、ぼくが真っ先に思い浮かべたのは何だと思います?
実は、理想OPアンプです。入力インピーダンスが無限大、出力インピーダンスがゼロ、増幅率が無限、という理想OPアンプ。
※ すみません。注釈です。OPアンプは、普通、「オペアンプ」と発音し、Operational Amplifierの略です。JISでは「演算増幅器」とよんでおり、アナログ計算機のモジュールです。アナログシンセサイザーにはなくてはならないものですし、アナログとディジタルの相互変換(A/D変換・D/A変換)、センシング技術、ロボット工学にはなくてはならないものです。電子部品としては数10円から手に入れることができます。
お釈迦さんは、コーディネータの理想システムかも知れません。とくに、阿弥陀系の思想は、無量(アミタ)の光(知恵)と寿(寿命)を持つ如来を仏として信仰の基盤にしていますから。その良し悪し、是非を問題にしているのではありません。光(知恵)や寿(命)の限りある人間として、その分際をわきまえることが大事だと、ぼくは思います。
「人間の分際」をわきまえることが、ソクラテスの「無知の知」ではないでしょうか?
前回のコメントの補足のつもりが、随分長くなってしまいました。すみません。
米田 宗義 さんのコメント:
2008年 9 月 24日@9:24 PM.
この投稿へのコメントが多いのは大変うれしいのですが、ぼちぼち新規投稿で仕切りなおしたほうがよさそうですね(笑)。カテゴリーの件は了解です。ただし、「かずきくんの酔いどれ日記」ではあまりにもストレート過ぎます。しらふの時に書けないやないですか。 こうしましょう、「かずきくんのちょっと一言」どうですか?
このコメントへのコメントはOKですが、それ以降のコメントは、新規投稿にしましょう。今週中に実行委員会の皆さんにも権限を拡げますし、そうしたら横屋さんも投稿できますし。